花形歌舞伎

a0235161_128052.jpg高校時代の友人Mと、新橋演舞場に行ってきました!
海老蔵の桜姫東文章ですよ♥

pandaもMも海老蔵LOVEではなくて、桜姫東文章LOVEなんですね。その昔、玉様の東文章を見てから、もう大好き!なんですね。
どこかから趣味悪いって非難されそうですけど、この有り得なさ、毒々しさ、そして煌びやかさ、私の中でこれこそ歌舞伎の楽しさっていう演目です。

今回は体調不良で、(前々日に飲みすぎて、前日の神宮アリーナをすっぽかしm(_ _)m。Mよ、本当にすまぬ。)着物はあきらめました。本当は、きれい色の小花柄の正絹絽小紋を着たかったのですが・・・









さて、桜姫東文章がどういうお話かというと、






a0235161_13372263.jpg
a0235161_1337932.jpg




まず、お話の発端は江ノ島稚児ヶ淵。
長谷寺の僧侶「清玄」(愛之助)が道ならぬ恋の相手のお稚児さん「白菊丸」(福助)と心中を図ります。先に白菊丸が海に身を投げますが、清玄は飛べず、一人生き残ります。白菊丸が飛び降りた海中から1羽の白鷺が飛び立ちます。

1幕目は、17年後の花の長谷寺。
清玄は出世して長谷寺の住職になっています。そこへ吉田家のお姫様「桜姫」(福助)が参詣に訪れます。桜姫は生まれながらにして左手が開かず、このままでは縁談もままなりません。しかも桜姫の父吉田少将は何者かに殺害され、その際にお家の宝の巻物「都鳥」を紛失、捜索に当たっていた弟の一人梅若は惨殺されています。このような状況を憂いて、姫は尼になる決意をして、長谷寺に来たのでした。
うら若く美しい姫が尼になることを周囲は反対していますが、清玄が姫の願いを受け入れると、姫の左手が開き、香箱がころがり落ちるのです。香箱の蓋の裏には清玄の名が刻まれていました。なんと!姫は白菊丸の生まれ変わりだったのです。

2幕目は、桜姫が滞在する長谷寺の中の草庵。海老蔵登場です。
桜姫に横恋慕している「悪太郎」(亀蔵)は、桜姫に文を届けるよう、「釣鐘権助」(海老蔵)という悪党に頼みます。権助の左腕の釣鐘の刺青を見た桜姫は、にわかに様子が変わって、侍女たちを下がらせます。
な、なんと、姫の腕にも釣鐘の刺青が!
姫は、強盗が入り父吉田少将が殺害され、都鳥が奪われたその夜、一人の男に身を奪われていたのでした。強姦、ゴーカンじゃろう!と思いますが、姫には甘美な夜だったらしく、ちらりと垣間見えた男の腕の刺青と同じ釣鐘を自らの腕に彫っていたのでした。
もちろん、父を殺し、家宝を奪い、弟まで殺した張本人が権助だとは、姫は思いもよらないのです。姫はその一夜で身ごもり、秘かに赤ん坊を産んで他所に預けていました。
姫は権助との再会を喜び、再び身を委ねるのでした。
それをものかげで覗いていた男「残月」(市蔵)が、不逞の姫を捕えます。権助はとっとと逃げてしまい、姫の相手は清玄だと、疑われてしまいます。なぜなら、姫の開かなかった左手には清玄の名を記した香箱が握られていたからです。香箱は姫の物ではなく、心中した白菊丸の物ですが、もちろん清玄はそれを言うことはできません。
両人は罪人として、寺を追われるのです。
寺を追われて放浪する清玄、彼は桜姫の産み落とした赤ん坊を連れてさまよいます。そんな放浪の間に清玄の桜姫への恋心は、深く激しくなっていくのでした。

3幕目本所北あたりの地蔵堂。
うらぶれた地蔵堂には、清玄を陥れようとした僧「残月」と、姫を裏切った局の「長浦」(萬次郎)が暮らしています。落ちぶれた清玄が赤ん坊とともにそこに身を寄せています。
そこへ山谷の長屋に住む女房「お十」(笑也)が訪れます。お十は先に病で子供を失っており、清玄の赤ん坊を引き取り育てようと言ってくれます。赤ん坊をお十に預けると、残月と長浦は邪魔な清玄の殺害を企てます。
過酷な放浪生活で体を壊している清玄に、薬だと偽り青蜥蜴の毒を飲ませようとします。抗う清玄の顔に蜥蜴の毒がかかり、やつれてもなお美しい清玄の顔半分が紫色に変色していきます。首を絞めて清玄を殺した二人は、通りかかった権助に死体の処理を頼みます。
そこへ、な、な、なんとだまされて女郎屋へ売り飛ばされようとしている桜姫が連れてこられます。残月は女をだまして女郎屋へ売っていたのです。連れてこられた桜姫を見て残月が姫を口説き始めると、権助がそれを遮り、桜姫は自分の女だと、お互いの腕の刺青を指し示すのです。
残月と長浦を追いだした権助は、みたび姫といちゃいちゃしだしますが、落ちぶれてなお姫が抜けない桜姫に閉口し、姫を女郎屋に預けようと思い立ちます。お金も入るし、姫も庶民的になるし?一石二鳥案ですね。
姫を一人残して権助は手配のために外出します。
場所はうらさびれた地蔵堂。夕闇が落ちる頃、雷の轟がだんだん近づき、ドーン!と落ちると、その衝撃か、な、な、な、なんと清玄が息を吹き返すのです!!清玄は姫に迫ります。あなたは稚児白菊丸の生まれ変わりである。桜姫への思いを弱った息の下でせつせつと訴え、思いを遂げようと迫りますが、桜姫拒否、思い余った清玄はあの世で再び思いを遂げようと、桜姫を殺そうと襲いかかります。
抵抗した桜姫が突き飛ばした先には、清玄を埋めようと権助が掘った穴があり、清玄はその穴に落ち、自ら持っていた短剣が喉にささって息絶えるのでした。
そこへ戻ってきた権助、姫を連れ出し、女郎屋へと向かおうとします。その時、姫の肩を抱く権助の左頬は、蜥蜴の毒に侵された清玄と同じように紫色に変わっていたのでした。

あああ、長いですね。ちょっと省略します。

ここから姫は女郎になって、さらにいろいろあって、
最終幕は、家宝を取り戻した姫が、生き残ったもう一人の弟「松若」とお家再興を果たすのでした。ちゃんちゃん。

という話です。
すごすぎます。子供を連れて見に来られる方もいますが、R15くらいがよろしいかと。

最後に、姫は10代。難しい役だけど、若い姫希望です(TοT)。
海老蔵さんの権助は立派な悪党でした。もの知らずの姫が1回でとりこになっちゃった甘さがもっとあってもよかったかも、です。
愛之助さん、すばらしかった。美しくも不気味な僧侶を熱演でした。
[PR]

by panda-korokoro | 2012-08-13 23:16 | 着物で歌舞伎