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松竹巡業千秋楽

9月25日は、松竹大歌舞伎西コースの楽日でした。
場所はアミュー立川。ここは、海老蔵襲名披露の巡業公演を観た懐かしい場所でもあります。立川で、日曜の夜で、しかも千秋楽、空席が目立っては仁左衛門様ががっかりしてしまうかも。それはいかん!という妙な使命感で、前日ではなくこの日にしたのでした。

しか~し、千秋楽だったのが災いして、筋書が売切れのため手に入らなかったのでした。それだけが、残念・・・

今日の着物は、公演に花を添える意気込みで、サーモンピンクの紐柄小紋。私の着物をいつも地味だ地味だと言っている友人が、遠くからあのピンクな人はなんだろうと思ったほど、・・・かなり、ピンクなやつなんです。年齢的には、そうとう無理(・・;) なんですが、それこそ後がないので、今着ました。帯は鉄色に近い銀色の地に花と蝶の刺繍帯。着物に合わせて白に銀と淡いピンクの亀甲柄のビーズバッグを持ちました。

松竹巡業千秋楽_a0235161_9555663.jpg松竹巡業千秋楽_a0235161_9564325.jpg




























さて、今日の演目は、
雨の五郎 : 愛之助(曽我五郎)
義経千本桜 (茶店・すし屋) :
 仁左衛門(いがみの権太)、愛之助(小金吾)、若葉の内侍(高麗蔵)、小せん・平惟盛(秀太郎)
お里(孝太郎)、彌十郎(弥左衛門)、お米(竹三郎)、梶原景時(薪車)

出だしの『雨の五郎』は、愛之助さんにうっとり。虫っぽい巨大蝶の衣装も派手派手で、こういうの大好き!です。愛之助さんはやっぱりいい男ですねえ。舞台映えします。
『義経千本桜』は、狐忠信がいない場面です。狐と静姫の場が好きなのですが、いがみの権太もドラマチックでいいですね。主のために家族を犠牲にする話は、全く共感できないのですが、権太のキャラに、愛嬌があって憎めないんです。仁左衛門さんだからかしら。とうに還暦を過ぎた仁左衛門さんなのに、20代の若者に見えるのです。時に荒々しく、時にやんちゃだけどかわいさもある、ちょっとお馬鹿さん、でもかっこいい、権太でした。
それと、仁左衛門さんと愛之助、一緒に舞台にいると、かっこよくて華やかで本当にうっとりします。姫がいなくても、こんなに華やぐとは。今回一番の発見は、姫いなくても大満足、ってことでした♥

by panda-korokoro | 2011-09-25 08:47 | 着物で歌舞伎